顧問 林晃史より 「どうする?!コバエ対策」

 

施設の「水周り」の小さな不快虫、この代表的な虫がチョウバエ類とノミバエ類で、前者の英名をMoth-flies、後者をHumpba-Cked fliesと云う。これら一群のハエ類を「コバエ類」と称している。


これらのハエ類は、生活環境の都市型化がもたらされた、時代を反映する問題虫なのである。その発生源の多くは、人が直接目にすることの無い場所なので、その対策が非常に難しい。

 

 

その対策には「IPM」手法が欠かせない。それは先ず、専門家による調査が大切だ。それに基づき、次の手段がとられる。

 

1.予防的措置…虫の発生しにくい環境の整備。
2.判断…防除の要否及びタイミングの判断。
3.防除…多様な手法による防除。

 

以上がコバエ対策の「IPM」手法なのである。これは熟練した専門家でなければ出来ない「技」なのである。

 

 

  林晃史先生は、平成28年12月にご逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。